＜工場火災＞溶鉱炉から鉄とコークス漏れる 千葉のＪＦＥ（毎日新聞）

　２８日午後４時４０分ごろ、千葉市中央区川崎町のＪＦＥスチール東日本製鉄所千葉地区にある第６溶鉱炉から鉄とコークスが漏れ、出火した。けが人はなく、建物への延焼もない。千葉市消防局が消防車など約４０台を出して消火作業を続けているが、鎮火は２９日になる見込み。

　千葉県警千葉中央署によると、溶鉱炉で原料の鉄鉱石に熱したコークスを加えて溶かす作業中、何らかの原因で逆流したコークスが床に流れ出したという。現場からは一時黒煙が高く立ち上り、騒然となった。

　ＪＦＥによると、第６溶鉱炉は７７年の火入れから休まず稼働し、９３年に「長寿炉世界一」となった。９８年に２カ月かけて改修している。【斎藤有香】

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