新型インフルもこれで恐くない!? 点滴の治療薬が登場(産経新聞)

 ■患者の選択の幅広がる

 タミフル、リレンザに続く第3のインフルエンザ治療薬「ラピアクタ」(塩野義製薬)が先月承認され、医療機関での使用が始まった。ラピアクタは初の国産の抗インフルエンザウイルス薬。第一三共も先月、別の薬の承認申請を行っており、新型インフルエンザの流行が治まりつつある中、治療薬をめぐる闘いはこれからが本番となりそうだ。(平沢裕子)

 ◆従来薬は5日間

 インフルエンザに効く抗ウイルス薬が日本で初めて承認されたのは平成10年。現在、主に使われているタミフルとリレンザはウイルス表面にあるタンパク質を阻害し、細胞内部で作られたウイルスが細胞の外に出ることを抑える作用ある。つまり、体内でウイルスが増殖するのを抑え、全身にウイルスが広がるのを防ぐ効果があるとされる。どちらもA型・B型両方のウイルスに効果があるが、タミフルは飲み薬、リレンザは吸入剤で、1日2回、5日間の使用が原則だ。

 十分な治療効果を上げるためにはどちらも5日間きちんと使い続けることが必要だが、「健康日本21推進フォーラム」のインフルエンザに関する調査では、処方されたタミフルの2割に飲み残しがあった。飲み残した理由は「症状が改善されたから」が最も多く、「副作用が心配」「5日間飲み続けることを知らなかった」「他の人に薬をあげようと思った」などもあった。

 長崎大学大学院感染免疫学講座教授で、同大学病院の河野(こうの)茂院長は「日本人は薬好きのわりに服薬コンプライアンス(薬を指示に従って服用すること)が悪い。抗菌薬や抗ウイルス薬は適正に使用しないと感染を周囲に広げることになるだけに、服薬指導や情報提供の充実が望まれる。ただ、患者さんの意思に任されている面もあり、100%にするのは難しい」と打ち明ける。

 ◆1回で治療完結

 ラピアクタはウイルス増殖を抑えるという作用は従来薬と同じだが、1回15分の点滴で治療が完結するため、薬の飲み残しなどの問題がない。第一三共が先月末に承認申請した「CS−8958」も1回投与の薬で、こちらは吸入剤だ。第一三共コーポレートコミュニケーション部は「医師・患者さんの利便性を考えれば投与回数は少ない方がよい」と話す。

 ラピアクタの日本国内の治験責任医師を務めた河野院長は「医師にとって点滴薬は目の前で確実に治療できるという安心感がある。患者さんにとっても15分の点滴だけで従来の薬と同等の効果があるのは大きなメリット」と期待を寄せる。

 新しい薬の登場はまた、従来薬の効かない耐性ウイルスに対抗できるということからも朗報だ。タミフルを使った子供の約2割に耐性ウイルスが見つかったという報告もあり、早期に診断されても薬が使えないケースが出ることが心配されていただけに、いざというときに使える薬がある意味は大きい。

 河野院長は「治療の選択肢が増えるのは患者さんにとってよいこと。日本は薬を使いすぎるという批判もあるが、新型インフルエンザの死亡率が欧米に比べ格段に低いのは、日本で早期診断・治療が行われているためなのは明らか。新型の流行は下火になりつつあるが、症状を自覚したら早めに医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。

                   ◇

 ■8人に1人がインフル受診

 厚生労働省の新型インフルエンザ対策推進本部によると、昨年12月中旬までに国民の8人に1人がインフルエンザで医療機関を受診したとされる。このうち入院した患者の65%が基礎疾患がなかった。WHO(世界保健機関)によると、世界の新型インフルでの死者数は1月中旬までに約1万5千人を数える。日本の死者数は186人(2日現在)。

「認知症加算」、85%が算定―千葉県内のケアマネ事業所(医療介護CBニュース)
7階ベランダから転落? 小2男児死亡 千葉(産経新聞)
宮城県北部で震度4(時事通信)
総務相、名古屋市の住基ネット離脱に反対(読売新聞)
和辻哲郎文化賞に今橋、互両氏(産経新聞)

山崎氏らに非公認伝達=党結束へ「70歳定年制守る」−谷垣自民総裁(時事通信)

 自民党の谷垣禎一総裁は29日午前、夏の参院選比例代表での出馬を求めていた山崎拓前副総裁(73)、保岡興治元法相(70)と党本部で個別に会い、公認しない考えを伝えた。谷垣氏は「若手議員から70歳定年制を守れという強いアピールがある。党をまとめるためご協力願いたい」と理解を求め、山崎、保岡両氏も基本的に受け入れる考えを示した。
 同じく出馬に意欲を見せていた片山虎之助元総務相(74)には、大島理森幹事長が非公認の方針を伝えた。 

【関連ニュース】
【特集】「陸山会」土地購入事件〜東京地検、小沢事務所から2000万円押収〜
「大政翼賛会」は続かない〜民主・渡部元衆院副議長インタビュー〜
捜査は検察の政権つぶし〜民主・高嶋良充筆頭副幹事長インタビュー〜
「小沢独裁」は作られた虚像〜民主・輿石参院会長〜
難問山積 問われる首相の決断力〜普天間、小沢氏団体問題にどう対応?〜

被害者になるかも…不審死で警察が2人に警告(読売新聞)
処方薬、検出成分と一致=走行記録、販売日誌も分析−状況証拠重ね立件・鳥取県警(時事通信)
専門家委、来週中にも初会合=3プロジェクトチームも設置−政府税調(時事通信)
覚せい剤で起訴の警部補を免職=「数回使用」「後悔している」−千葉県警(時事通信)
「サンラ・ワールド」を捜索へ=50億円集金か、無登録営業容疑−警視庁(時事通信)

<就職戦線>続く氷河期 手当たり次第登録「理想より内定」(毎日新聞)

 「電機メーカーが就職希望だが、他を含め約200社の採用サイトに登録した。でも、説明会の予約がとれないところもあり、就職活動の厳しさを実感した」(京都府の私立大3年の男子学生)

 来春卒業の大学3年生らを対象とする関西最大規模の合同企業説明会(毎日コミュニケーションズ主催)が30日、大阪市内で開かれ、今年の就職戦線が昨年に続く「買い手市場」で、学生には就職氷河期であることが浮き彫りになった。

 近年の就職活動は、採用情報をネットで公開する各企業の「採用サイト」に学生が氏名などを登録し、説明会などに参加するのが一般的。大阪市内の女子短大生は「内定をもらうのが何よりも先決。やりたい仕事や会社を選んでいる場合ではないので、内定をもらった会社に就職したい」。当たれる限り多く登録するつもりだ。

 大阪府内の私立大3年の男子学生は「既に書類選考で落ちた会社もある。厳しい就職戦線の壁に直面した。安定した企業になんとか就職したい」と肩を落とした。就職氷河期では、理想よりも内定確保を優先せざるを得ないのが現実だ。

 毎日新聞が合同企業説明会の会場で、学生50人に行ったアンケートによると、学生が登録した企業数は現時点で1人当たり平均50社、全体の18%は100社以上に上った。【清水直樹】

<1票の格差>衆院比例ブロックの定数配分は合憲 東京高裁(毎日新聞)
<子泣き相撲>幽霊も鬼も退散 長崎・平戸の最教寺(毎日新聞)
橋下知事「僕の役割終わった」 伊丹問題 国交省素案に意見反映(産経新聞)
農水省で1億円の不正経理 翌年度納入など駆使(産経新聞)
鳩山首相 施政方針演説 「いのち守る」の理念を強調(毎日新聞)

里見連勝王手!4人目の10代名人へ戴冠確率100%…将棋 女流名人位戦第2局(スポーツ報知)

 ◆将棋 報知新聞社主催ユニバーサル杯第36期女流名人位戦5番勝負第2局(31日、千葉・野田市関根名人記念館) 里見香奈倉敷藤花(17)が、念願の女流名人に王手をかけた。里見は清水市代女流名人(女流王位、女流王将、41)に138手で勝ち、2連勝。10日に東京将棋会館で行われる第3局で、林葉直子、中井広恵、清水に続く史上4人目の10代での女流名人獲得を目指す。

 勢いに乗った女子高生は怖い。いやただの女子高生ではない、出雲のイナズマだ。

 「思った以上に力が出せました」。終局後、里見は自分に驚いたように話した。後手番では十八番の「ゴキゲン中飛車」を選んだ里見に対して、清水は執ように中飛車阻止という作戦に出た。「予想しなかった戦型になったけど、何とか乗り切りました」あえて居飛車にせず、意地で中飛車にこだわり、清水を根負けさせた。

 夢の女流名人位戦に初挑戦で、いきなり2連勝。タイトル奪取に王手をかけた。5番勝負になった81年度以降、連勝スタートは過去16例。11度の3連勝決着を含め、いずれもタイトルを獲得(防衛7、奪取9)している。データ上は名人就位率100%だ。

 偉大なる女流棋士への仲間入りが現実味を帯びてきた。17歳の里見が名人を奪取すれば1982年度の林葉直子(15歳)、85年度の中井広恵(16歳)、そして87年度の清水(19歳)に続く、10代女流名人の誕生だ。いずれも初挑戦初獲得を果たした3人は、里見が生まれる前の“レジェンド”。女流棋界にそびえ立ってきた厚い壁に、21世紀の新星が肩を並べようとしている。

 3月2日に18歳の誕生日を迎え、高校を卒業する里見にとっては、“女子高生名人”という称号は今期が最後のチャンス。母・治美さん(48)は、「制服を着て対局するのも今回が最後。洋服選びが大変になると思います。スタイリスト? 私はセンスがないので、どうしましょうか」と新たな悩みも。騒ぐ周囲にも、里見は「(タイトルには)あんまり気を寄せず、次の対局まで、しっかり勉強していきたいと思います」。

 進学はせず、プロに専念することに決めた女子高生は、受験に挑んでいる同級生と同じように、頭をフル回転させて春を迎える。

 ◆里見 香奈(さとみ・かな)1992年3月2日、島根・出雲市生まれ。森鶏二9段門下。6歳で将棋を始め、02年10月に女流棋士に。08年11月、16歳8か月の史上3番目の若さで初タイトルとなる倉敷藤花を獲得。終盤の鋭い攻めから「出雲のイナズマ」の異名を取る。島根県立大社高3年。

 ◆10代での女流名人初獲得
??▼林葉直子(1983年2月19日=15歳0か月) 初登場した林葉女流王将が第4局に勝ち3勝1敗で獲得。居飛車穴熊に構え、振り飛車の蛸島彰子女流名人を101手で下した。
??▼中井広恵(1986年1月20日=16歳6か月) 中井女流2段が、居飛車でじっくりと展開して123手で林葉直子女流名人を下し3勝1敗。初挑戦で自身初タイトルとなる女流名人を獲得。
??▼清水市代(1988年2月8日=19歳0か月) 清水女流2段が、中井広恵女流名人を118手で下し3連勝で初タイトル。戦型は両者相掛かり。清水が居飛車で中井がひねり飛車に構えた。
※段位、タイトルはいずれも当時

 【関連記事】
里見タイトル獲得に王手!得意の中飛車で快勝…将棋女流名人位戦
41歳清水名人、17歳里見倉敷藤花に「関根名人記念館」を案内…31日・女流名人位戦第2局
清水女流名人、歩切れで粘れず…女流名人位戦第1局
17歳里見先勝!三間飛車研究が実った…女流名人位戦第1局
女流名人位戦 里見香奈 倉敷藤花 を調べる

<介護福祉士>埼玉県が初の受験料助成 来年度から(毎日新聞)
暴行相手は飲食店関係者=顔にけが、朝青龍酒に酔い(時事通信)
資産追及、首相しどろもどろ…参院予算委(読売新聞)
鳩山首相 山梨に地方行脚(毎日新聞)
【中医協】退院調整、手厚い体制への加算を新設(医療介護CBニュース)

「小沢幹事長や鳩山がお騒がせ」首相が陳謝(読売新聞)

 鳩山首相は30日、甲府市で開かれた会合で講演し、首相自身と民主党の小沢幹事長の「政治とカネ」の問題について、「小沢幹事長や鳩山のことで、本当にご迷惑とご心配をおかけしている。お騒がせしているのは、党の代表(首相)であり、幹事長だ。心からおわびする」と陳謝した。

 その上で、「使命感に燃えてしばらくは仕事をしないといけない」と述べ、2010年度予算案の年度内成立などに全力を挙げる決意を示した。

 また、民主党の輿石東参院議員会長は、首相や小沢氏の政治資金団体をめぐる事件に関連して、「鳩山政権を小沢氏としっかり支えていく。2人をみていて、こんなにやさしい人たちがなんでこんなにいじめられるのか、悔しい気持ちもある」と述べた。

<鳥取不審死>殺害前日に誓約書 円山さんの事務所に残る(毎日新聞)
露銃撃時の航跡記録なし、2漁船スイッチ切る?(読売新聞)
「あなたの所有物ですね」「はい」… 凶器のナイフ示され、うなずく被告(産経新聞)
<福島県警>警部補ら7人、犯人隠避容疑で書類送検(毎日新聞)
<岡田外相>「日米同盟深化させる」 外交演説で強調へ(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。