増殖する悪質ガールズバー ぼったくりや風俗まがいも(産経新聞)

 大阪・ミナミで漫才コンビ「メッセンジャー」の黒田有(たもつ)さん(40)が料金トラブルから男性店長を暴行し、傷害容疑で逮捕された事件でクローズアップされた「ガールズバー」。5〜6年前に大阪で誕生し、手軽に女性バーテンダーとの会話を楽しめることから各地の歓楽街で急増している。だが、競争の激化とともに風俗店のような接客をしたり、「ぼったくり」まがいの高額請求をしたりする店も増えており、注意も必要だ。

 ガールズバーは女性がカウンター越しに接客。キャバクラのように客の隣に座り、風俗営業法の届け出が必要な「風俗店」ではなく、一般的なバーと同じ「飲食店」の扱いとなるため、食品衛生法の飲食店営業許可だけで営業できる。

 業界関係者らによると、ミナミ周辺では性風俗店への規制が強化された平成17年ごろから急増。廃業した風俗業者が不況で増えた空き室を利用して少ない初期投資でくら替えするケースが多かったという。

 バーと言いながらも売りは飲み物よりも、カウンター内に女性がずらりと並ぶ「接客」。他店との競争が激しくなるにつれ、ボックス席を設けて女性が隣に座る店も増えている。

 ガールズバーがはやり始めた当初は、良心的な店がほとんどだったというが、関係者は「人気に乗じて客から金をむしり取ろうとする店が出てきた。それが全体のイメージを悪くして客が減り、その分をカバーしようと高額料金を請求する悪循環になっている」と指摘する。

 一方、地元関係者らが対応に苦慮しているのは客引き行為だ。

 ミナミではガールズバーの女性店員による客引きが急増しているが、「飲食店」のために条例で規制できない。ミナミ歓楽街環境浄化推進協議会の岡本敏嗣会長は「客引きが街角に並んで、その上料金トラブルがあれば街全体のイメージダウンになる」と危機感を募らせる。

 府警も警戒を強めており、府内では昨年1年間で、しつこい客引き行為や接客などで違法行為があった計20軒を摘発。「今後も悪質な店は厳しく取り締まっていく」としている。

【関連記事】
ガールズバー経営者を逮捕、中学生大麻所持事件 兵庫県警
中学生大麻事件でガールズバーを捜索 神戸
法善寺横丁のガールズバーが出店断念、無料案内所も閉鎖
ガールズバー無許可営業 オーナーも逮捕
「立って接客」も風営法違反 東京・赤坂のガールズバー摘発

<鬼祭り>「アオー」青鬼駆ける 愛知・豊橋で無病息災願う(毎日新聞)
【静かな有事】第3部 逆転の発想(2)減る支え手…「助け合い」知恵比べ(産経新聞)
男児暴行死の父、強盗に関与か=静岡の事件で逮捕状−県警(時事通信)
警察署内で拳銃奪い発射=警察官が腕にけが−殺人未遂容疑で男逮捕・警視庁(時事通信)
おこちゃま政権のむなしすぎる国会論戦(産経新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。