不安定さが健康へ? ウオーキングシューズが静かな人気(産経新聞)

 グラグラするから効果的−。そんなウオーキングシューズが注目されている。エバニュー(本社・東京)が輸入販売している「MBT」や、アキレス社(本社・東京)の「シェイプアップス」、アシックス社(本社・神戸)のロングセラー「シェイプウォーカー」…。靴底が平らではなく、一歩あたりの筋肉の動きが普通の靴よりも大きくなるのが、その秘訣(ひけつ)だ。

 MBTは「Masai Barefoot Technology」の略。スイスのエンジニアが、素足で歩くマサイ族に肩こり、腰痛に悩む人が少ないことに気づき、靴を履いたままマサイ族の歩き方に近づけるにはどうしたらいいかを考えて開発。靴底を丸みを帯びた形にし、直立姿勢をとったときに、つま先部とかかと部が地面につかない構造にすることで、それが実現できたという。

 靴はスイスマサイ社が1996年に発売し、世界20カ国で販売。モデルやスタイリストが履いたことで注目を浴び、3万円台と少々割高感のある価格帯の商品が主力ながら、30〜40代の女性に人気が高いという。

 販売店などで購入者に効果的な歩き方を指導するのも特徴。歩き方教室の場も設けてあり、MBTウオーキングスタジオ大阪本町の松尾貴代子店長は「親指に力を入れ、バランスをとろうとせずに、靴に任せて自然と体重移動をしてください」と説明する。ユーザーからは「腰やヒザの痛みがやわらいだ」といった反響もきている。

 先月から本格的に売り出したシェイプアップスも靴底が丸くなっており、直立姿勢を保とうとするとグラグラする。順天堂大スポーツバイオメカニクス研究室の測定によると、通常のスポーツシューズよりも背中26%、太腿18%、ふくらはぎ23%、筋活動が増加したという。1万円台の商品が多く、「気軽に引き締め効果が得られます」とアキレス社の担当者。

 アシックスのシェイプウオーカーは、通常の靴よりも、つま先部に傾斜をつけた。5度と9度の2種類。平地でもゆるやかな坂を上るような負荷を下半身にかけられるようになっている。

 正しい歩き方は、木をイメージした直立姿勢からスタートし、出す足と反対方向の腕を使って体をひねり、かかとから着地し、後ろ足がまっすぐ伸びたときに前足をける。フットウエア統括部の池田憲昭マネジャーは「内転筋が伸びているという感覚。1日に30分歩くと、1カ月後に効果が出るというのが一般的です」と“継続”の重要性を話した。

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